日中経協ジャーナル。

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これまでの「現地便り」の 113記事 を、新しい号から順に表示しています。

  2017年8月号(通巻283号)

現地便り   中国各地の最新トレンド
北京―新しい知識商品―ネット知識サービス26
郭佳琪  日中経済協会北京事務所
経済発展につれて、中国人の消費観念にも大きな変化が起きている。物質的な需要が満たされるようになり、文化など精神面での需要が拡大しつつある。なかでも、最近特に目立つのが「ネット知識サービス」の流行である。 /// 続きは本誌ご参照
瀋陽―「共享単車」:交通渋滞、大気汚染の改善に貢献27
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所首席代表
2010年代に入り、中国では「光棍節(独身の日)」セールで盛り上がったネット通販、世界にも広がった「広場舞」、海外への「爆買い」、各地で利用者を増やしている「共享単車」(自転車シェアリング)など、次々と新たな流行が生まれている。 /// 続きは本誌ご参照
上海―大人気の自転車シェアリング、課題も浮き彫りに27
卞静  日中経済協会上海事務所
最近、上海の様々な分野でシェアリングエコノミー(共有経済)が急速に拡大している。この中で最も注目を集めているのが、自転車シェアリングである。その理由は、自転車が都市問題の解決にうってつけだからである。 /// 続きは本誌ご参照
成都熊猫(パンダ)経済をご存知ですか28
張華倩  日中経済協会成都事務所
成都と言えば、世界で最も広く知られているのはパンダであろう。中国の国宝として世界中の国・地域に贈与、貸与されているパンダは、四川省および成都市の代名詞であり、成都の文化、経済の中にすっかり浸透している。 /// 続きは本誌ご参照

  2016年2月号(通巻265号)

現地便り
瀋陽と成都の食文化29
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所常駐代表
2015年11月に日中経済協会合同訪中代表団の四川訪問団に同行し、各種の視察・交流に参加した。訪問を通じて実感した四川省成都市と遼寧省瀋陽市の経済や食文化の相違点などについて触れてみたい。14年の四川省のGDPは2兆8,536億7,000万元、全国31省で第8位、前年比8.5%増。15年1-9月のGDPは2兆2,120億4,000万元で、前年比8%増、遼寧省と河北省を抜いて全国6位になった。対外直接投資額は702億ドル。15年1-9月の日本との貿易額は約39億ドルだった。成都は四川省の省都であり、中国西部の経済、人口、資源、科学技術、歴史文化の中心都市であり、また南西地区の貿易、金融、交通、通信の中心でもある。面積1.23万平方メートル、人口1,003万人である。 /// 続きは本誌ご参照

  2015年11月号(通巻262号)

現地便り
都市規画展覧館巡りの楽しみ29
篠田邦彦  日中経済協会北京事務所長
仕事柄、博覧会・展示会、国際会議への参加や視察ミッションのため、地方都市に出張することが多い。その際、大抵、地方都市の人民政府の職員の方に都市規画展覧館に案内していただくことになる。展覧館は、一言で説明すれば、中国の地方都市の現状や将来の開発計画をわかりやすく広報するための博物館であり、主要な都市には必ず設置されている。 /// 続きは本誌ご参照

  2015年8月号(通巻259号)

現地便り
北京文化旅遊景点29
福本哲雄  日中経済協会北京事務所石油エネルギー技術交流室室長
言わずもがな、中国は歴史がとても長い国なので北京市内だけでも7カ所の世界遺産がある。万里の長城、故宮、頤和園、天壇、明十三陵、大運河と華々しいが、極めつけは北京原人の化石発掘現場である周口店であろう。素人目には巨大な穴にしかみえない。 /// 続きは本誌ご参照

  2015年4月号(通巻255号)

現地便り
中国語初学者への処方箋26
片岡泰  日中経済協会北京事務所札幌経済交流室室長
まず、タイトルを見て当稿をお読みいただいた方には、冒頭からお詫び申し上げます。正確なタイトルは、「中国語初学者への効果覿面な処方箋があればどうぞわたしに処方してください」というものです。ですから、この稿から、現地駐在員(駐在11カ月)が会得した中国語学習の秘儀等は一切ありません。 /// 続きは本誌ご参照

  2015年3月号(通巻254号)

現地便り
上海での日本人駐在員の生活はますます便利に!―日系商業施設が続々オープン27
趙元媛  日中経済協会上海事務所大分県経済交流室
中国で日本人が一番多く居住している都市は上海であり、その数は約7万人ともいう。浦東、徐匯等、上海の各地域に分散しているが、一番集中しているのは虹橋・古北地域である。長年の発展により、ここには日本人向けの職場、学校、住宅、娯楽など各種の施設が揃っている。商業施設では、高島屋、Parkson(百盛)、L’Avenue(尚嘉)などの高級デパートがある。また、2014年に新築された金虹橋商業ビルには、ユニーグループに属するAPITAの一号店が進出し、それに続き、大型SOHO商業施設も近くに建設される予定である。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年12月号(通巻251号)

現地便り
瀋陽にある哈大高速鉄道駅25
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所常駐代表
ハルビンから大連までの哈大高鉄は2012年12月1日に開通した。夏季(4月21日~11月30日)は最高速度時速300キロ、冬季(12月1日~4月20日)は最高速度時速200キロ。両都市間の所要時間はこれまでの約9時間から最短3.5時間程度まで短縮され、東北3省の省都とその周辺は日帰り圏内となったので、東北3省一体化が実現しつつある。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年11月号(通巻250号)

現地便り
「百聞不如一見(百聞は一見に如かず)」―北京の回族料理29
周瑩  日中経済協会北京事務所
中国には56の民族がおり、それぞれ独自の特色、風習、食文化を有している。食材は豊富、調理方法も多種多様で、食物の種類は数えきれない。中でも全国各地の有名な料理が集まっているのが北京で、「食の都(吃都)」と言われる由縁である。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年8月号(通巻247号)

現地便り
広場舞29
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
昔ながらの中国の風景といえば、朝でも晩でも、たくさんの人々がマンションや公園のあちこちで太極拳・気功に励み、ランニングに息をはずませる姿を思い出すだろう。こうした大衆スポーツも、テンポの速い経済成長につれて生活レベルが向上したことで、いまは水泳、ヨガ、アイススケートなどのインドアから、登山、マウンテンバイクなどのアウトドアまで、その範囲は大きく広がっている。なかでも「広場舞」は、中国全土どころか世界中で愛好者が増え続けている。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年7月号(通巻246号)

現地便り
成都と重慶は似ている?似ていない?29
何怡  日中経済協会成都事務所首席代表
成都と重慶。ほかの地域の人から見ると、同じく中国西部の四川盆地に位置し、距離はわずか350キロ程度しか離れていない成都と重慶は、1年中曇った日が多く、人々は皆辛い物が大好き、話す言葉・発音もほぼ一緒、どちらも女性の肌が白くて美人が多い!等、お互いに似ているところがたくさんあり、あまり区別がないように見える。ところが両市には、これまで歩んできた文化背景等によって、それぞれ異なる部分がある。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年5月号(通巻244号)

現地便り
いつかはスモッグに「さようなら」を29
樊蓉  日中経済協会北京事務所
北京をはじめ中国全土の大都市では、スモッグなど大気汚染に対して、人々は不満が募る一方で、いつかは毎日青い空が見られ、新鮮な空気が吸えるのではないかと期待している。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年4月号(通巻243号)

現地便り
盛京元宵節燈会29
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
中国の正月は旧暦の大晦日から十五夜まで長くて賑やかだ。地方生活習慣により、毎日いろんな伝統行事を行う。今年の最終行事・元宵節で、筆者は元宵を食べた後、早速、盛京元宵節廟会・燈会現場を回った。家に戻ってから年一度の「元宵節晩会」とソチオリンピックの生中継を深夜まで楽しんだ。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年3月号(通巻242号)

現地便り
中国人訪日旅行の新しい傾向―「アイドル」コンテンツをきっかけとしたツーリズムの考察29
丁暁婷  日中経済協会上海事務所
先進国における海外旅行者の年齢層が主として中高年であるのに対し、中国ではその主力を20~40代の若年・中年層が担っている。彼らは、かつて一般的であった団体ツアー形式の旅行に興味を示さない傾向にある。2014年も彼らのように個人で海外旅行をする人々がさらに増えると予想されるため、より個性的なオリジナルツアーが必要となるだろう。 /// 続きは本誌ご参照

  2014年1月号(通巻240号)

現地便り
「光棍節」からeコマースまで29
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
中国では、元宵節、端午節、七夕、中秋節など多くの伝統祭日がある。しかし、最近では「光棍節」という耳慣れないイベントがあることをご存じだろうか。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年11月号(通巻238号)

現地便り
公的消費制限の影響、高級月餅市場に打撃、ダフ屋にも波及29
卞静  日中経済協会上海事務所
中国四大伝統祭りの一つである中秋節の1カ月前に、中秋節に欠かせない月餅はすでに登場した。昔から中国では、中秋節に家族揃って、月を礼拝した後、月餅を月と見立てて食べる習慣がある。子供の頃、中秋節の夜に家族の年長者が月餅を家族の人数分に切り、みんなで一人一切れずつ食べたことを今も覚えている。今では、丸い形の月餅が家族円満を象徴することから、家族団らんの願いを込めて、家族や友人にプレゼントする習慣へと変化した。特にビジネス上の付き合いで見栄えのよい月餅を贈ることは欠かせない。しかし、高級な素材に凝った月餅に高価なお茶、洋酒などをセットにしたり、月餅を金や銀で作られた容器に入れたり、現金や金券の封筒を月餅箱に詰めたりするなど、贈答と賄賂の区別がつきにくいケースは少なくない。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年9月号(通巻236号)

現地便り
歴史文化・現代発展が融合する都市―西安27
何怡  日中経済協会成都事務所代表
今年6月、日中経済協会上海・成都事務所は西安視察団を派遣、上海の日系企業や自治体などを中心とした訪問団が2泊3日の日程で陝西省西安市を訪れた。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年8月号(通巻235号)

現地便り
瀋陽の新しい路面電車開通に思う23
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
先日、CCTV-3の「芸術人生」という番組をみた。人気歌手のコメントで、「人それぞれ人生の道程こそ異なるが、皆が同じ未練を残しているもの。それは即ち過去への『尋回(尋ね回る)』だ」というフレーズが印象に残った。確かに、我々は幼少時の思い出、少年時代の感動、それから青春時代の夢を、常に脳裏で追いかけている。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年7月号(通巻234号)

現地便り
上海、羊肉偽装事件、食の安全性に不安の声23
卞静  日中経済協会上海事務所
中国では、「民は食をもって天となす」という諺がある。物が不足した時代には、満腹を求めるため、食は何よりも大事なこととされていたが、豊かになった今日では、後を絶たない食品事故で、生活の中でも食の安全性が一番注目を浴びている。上海では3月に主要水源の黄浦江から1万匹以上の豚の死骸が回収され、4月に鳥インフルエンザが流行し、5月には偽装羊肉の騒ぎになっている。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年4月号(通巻231号)

現地便り
瀋陽「北市場」の昨今25
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
瀋陽市和平区旧北駅の近くにある「北市場」と言っても多分ピンとこないと思う。清朝末期時、北京の「天橋」、天津の「勧業場」、南京の「夫子廟」、上海の「城隍廟」と並んで、中国十大伝統ある有名な下町だ。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年3月号(通巻230号)

現地便り
テレビから見える中国社会41
吉井文吾  日中経済協会北京事務所所長代理
昨年、中国おいては「中国の9.11」と言われる日本の尖閣諸島国有化が実施されたが、その前後から、中国では毎日、テレビ、新聞等のメディアで、多くの時間や紙面を割いてこの問題が報じられてきた。現在でも、毎日のようにこの問題について様々なことが報じられている。北京にいて日本での報道の取り上げ方や報道量の違いによる温度差を日中両国の社会性の違いとして実感している。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年2月号(通巻229号)

現地便り
美食の都―成都33
何怡  日中経済協会成都事務所常勤代表
春節をひかえ、多くの中国の人は実家で食する郷土料理が楽しみな季節を迎えている。中国文化には、「民以食為天(民は食をもって天とする)」という諺があり、これは飲食の人間生活に対する重要性を強調している。数千年来、地域や国、民族、あるいは文化、信仰、歴史、風俗習慣などの差によって、それぞれ特徴のある飲食文化が形成されてきた。特に、中国の飲食文化は歴史が長く、国土は山間部から海浜まで幅広く及ぶため、様々な特徴を備えた食文化が醸成されてきた。これは中華民族が誇る文化の重要な構成要素となっている。 /// 続きは本誌ご参照

  2013年1月号(通巻228号)

現地便り
過去最長の8連休に突入、初の高速道路無料化で大渋滞42
卞静  日中経済協会上海事務所
中国の春節(旧正月)と国慶節(建国記念日)の大型連休は、数億人が帰省や旅行などで移動するシーズンである。今年の国慶節(10月1日)は中秋節(旧暦8月15日)と重なったため、例年より休暇期間が長く、過去最長の8連休となった。連休1カ月前の8月に中国政府は、定員7人以下の乗用車を対象に、4大祝祭日(春節、清明節、メーデー、国慶節)連休期間における高速道路の通行料金を無料化する政策を打ち出した。実際に、今年の春節連休期間中、一部の高速道路はすでに無料通行となった。今回の新政策を受け、9月30日午前0時から全国で一斉に無料通行が始まった。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年12月号(通巻227号)

現地便り
第12回国民運動大会を迎えて21
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
2013年8月31~9月12日、遼寧省主催で、第12回目の全国運動大会が開催される(1959年第1回開催)。この運動会は中国最大のスポーツ祭典であり、日本の国民体育大会に相当する。09年1月20日、瀋陽市は開催地に選ばれてから、遼寧省およびその他13都市による運動場の建設が進められると同時に、都市施設やインフラなどが整備され、経済発展の牽引力に拍車をかけた。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年11月号(通巻226号)

現地便り
水害と水不足を解決する古人の知恵37
邵程亮  日中経済協会北京事務所
今年7月21日から22日にかけて、北京では観測を始めた1951年以来最大級の豪雨に見舞われた。市気象台によれば、十数時間降り続けた大雨によって、水量は全市平均で170ミリ、うち都心部では212ミリ、房山をはじめとする郊外の山間地域では460ミリを記録した所もあった。今回の豪雨により、北京市の被災面積は1万4,000平方キロに達し、総面積(約1万6,000平方キロ)の87.5%に及んだ。しかし、都市部には、豪雨の中心地であるにも関わらず、まったくと言っていいほど浸水がなかったことから、特に注目されている場所がある。そこは北海公園の団城である。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年10月号(通巻225号)

現地便り
北京の7月医療改革25
韓効建  日中経済協会北京事務所
北京市は2012年5月18日、友誼医院、朝陽医院、同仁医院、積水潭医院および児童医院の5箇所を公立病院改革のモデル単位とすることを発表した。7月1日より、友誼医院が北京市唯一の「医薬分離」を実施する改革モデルの「三級甲等」という最高レベルの公立総合病院と認定された。これまで中国で約50年にわたり実施されてきた「薬品加成」について約1,500種のすべての薬品加成を撤廃した。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年9月号(通巻224号)

現地便り
「PM2.5」~大気汚染との戦いが始まったか?42
銭旼葉  日中経済協会上海事務所
初めて上海に来た人が上海にいだく印象といえば、「空が霞んでいる」ということだろう。確かに、急速に発展を続ける現在の上海では、青空と白い雲は貴重な存在となっている。特に上海万博の開催前は建設ラッシュで、市内のどこに行っても埃っぽくて不快であった。現在では中心部のインフラ整備は落ち着いたものの、市民の環境に対する意識は高まりつつある。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年8月号(通巻223号)

現地便り
大慶の「鉄人」42
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
世界のどの都市にも、名所、名物があり、名人がいる。一方、中国で「鉄人」といえば、中国の人の脳裏には、大慶・大慶油田の「王進喜」が浮かぶことだろう。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年7月号(通巻222号)

現地便り
もっと幸せになろう42
黄静婷  日中経済協会北京事務所
著しい経済発展を遂げている中国での生活は幸福に見えるかも知れない。しかし、中国社会科学院が先日発表した中国の幸福指数調査である「生活質量指数報告書」によると、調査対象の30都市の幸福指数の平均値は54.49であった。半数が55を超えているが、中間レベルで決して高い数値ではなかった。その背景として、中国では物質的生活レベルの向上と人々の主観的満足度の間に差が大きいという現状がある。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年6月号(通巻221号)

現地便り
新しい祝日―端午節42
楊菁  日中経済協会上海事務所北海道経済交流室
清明節が終わり、端午の日が近づいてくる。子供の頃、嫌になるまで1日3食粽を食べたり、鴨の卵が入っている袋を首からぶら下げて走ったりしていた様子が自然に頭に浮かんでくる。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年5月号(通巻220号)

現地便り
注目される「天府新区」の建設42
何怡  日中経済協会成都事務所常勤代表
最近の四川省における経済ホットスポットや注目すべき経済発展の傾向を語る際には、「天府新区」を抜きに語ることは出来ない。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年4月号(通巻219号)

現地便り
混雑が増す上海の交通事情43
卞静  日中経済協会上海事務所
上海では社会経済の発展につれて人口も急増し、2010年の常住人口はすでに2,302万人に達した。それに伴い全市の交通ニーズも持続的に増加し、10年の全市民1日当たりの外出総量は平均で延べ4,685万人に達し、登録済みエンジン付き車輛は249万台、うち自家用車は101万台と、ついに100万台の大台を突破した。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年3月号(通巻218号)

現地便り
龍にまつわる話38
韓効建  日中経済協会北京事務所
2012 年は1 月23 日が中国の(旧暦の)正月、いわゆる春節で、干支でいえば辰年(龍の年)になる。龍といえば、中国文化を構成する重要な要素のひとつで、数千年にわたり中国人に親しまれてきた。中国・漢民族における龍信仰のルーツは古く、夏、周の時代までさかのぼる。殷、商時代の銅器には龍の紋様が施されたものがあり、「詩経」にも龍が度々登場する。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年2月号(通巻217号)

現地便り
「玉仏苑」逸話42
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
先日、遼寧省鞍山市にある玉仏苑に行った。文字通り、自然の玉(翡翠)で彫刻した大仏様の置かれたお寺だ。玉は18億年前に形造られ、神秘、純潔、稀少等のイメージと共に、中国では金、ダイヤモンドと並んで大切にされている宝物だ。玉石の仏様は、玉の「霊」と仏教の「空」が融合され、その神秘さから生じる奇談が世間に伝わっている。 /// 続きは本誌ご参照

  2012年1月号(通巻216号)

現地便り
中国サッカー事情42
眞保恵介  日中経済協会上海事務所所長代理
2011年の日本の新語・流行語大賞に選ばれた「なでしこジャパン」。中国でも、ここ数年、日本サッカーの成長ぶりが注目されている。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年12月号(通巻215号)

現地便り
中国発財!42
吉井文吾  日中経済協会北京事務所所長代理
この間、中国のテレビ番組を見ていたら胡桃についての番組があった。はじめは、食品としての胡桃ではなく、手のひらの上で2つの胡桃をくるくると回す健康グッズだと思って見ていた。ところが話が進むうちに、この対の胡桃が高値で取引されているという展開になった。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年11月号(通巻214号)

現地便り
竹の海―蜀南竹海を訪ねて42
何怡  日中経済協会成都事務所
日中経済協会上海事務所・成都事務所と上海日本商工クラブとの共同派遣により、今年7月末に投資環境視察団が四川省を訪問した。その際、視察団に随行して、宜賓市にある「蜀南竹海」を訪ねる機会を得た。この「蜀南竹海」は、中国のみならず世界的にも著名な観光名所で、しばしば映画の撮影にも使われている。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年10月号(通巻213号)

現地便り
止まることを知らない上海の建設―浦東陸家嘴ロータリー環状立体歩道橋のその後42
後藤雅彦  日中経済協会上海事務所長
本誌2010年9月号で紹介した浦東新区陸家嘴のロータリーに誕生した環状立体歩道橋は、1年近く経ってそのロータリーから高層ビルへと続く陸橋がさらに大きく延びている。地上101階、高さ492メートルの「垂直の複合都市」として今や上海の新名所となって久しい「上海環球金融中心(上海ヒルズ)」との間が結ばれつつあるのだ。一体この立体歩道橋はどこまで延びるのであろうか。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年9月号(通巻212号)

現地便り
豪雨に見舞われた水不足の北京42
邵程亮  日中経済協会北京事務所
北京市気象台は、「6月22日夜から23日にかけて、北京市では今年最大規模の雨が降る」という予報を発表していた。23日午後3時半頃の北京、空は暗くなり始めていた。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年8月号(通巻211号)

現地便り
楽しみながら友好を育む―卓球の魅力42
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
週末に卓球愛好家同士で卓球をするのが筆者の楽しみである。自分の年齢や身体条件に合わせて運動量を調整できることから、無理をすることもない。シューズ、ラケット、ボール、ウエア、テーブルさえあれば天候の如何に関わらずどこでも楽しむことができる。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年7月号(通巻210号)

現地便り
上海の田舎でみつけた「豊かさ」42
眞保恵介  日中経済協会上海事務所長代理
上海のイメージといえば、急速な経済発展を象徴する超高層ビル群や外灘などの租界時代の欧風建築、あるいは下町情緒溢れる豫園などを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、市内中心部からちょっと外れれば、そこには自然豊かな農村地帯が広がっていることを知る人は少ない。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年5月号(通巻208号)

現地便り
白馬関龐統祠旅行記42
何怡  日中経済協会成都事務所常勤代表
春節の連休時に、実家の近くにある観光名所「白馬関龐統祠」を久しぶりに訪れた。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年4月号(通巻207号)

現地便り
辛いウサギ?43
後藤雅彦  日中経済協会上海事務所長
春節(旧暦の正月)は中華圏において最も重要な祝祭日として、新暦の正月よりも盛大に祝賀が行われる。地方から都市へ出稼ぎに出ている人達は、故郷に戻って家族や親族と一緒に春節を祝うため、毎年この時期は全国規模で人々の大移動が起こり、日本のメディアでもそうした風景がしばしば紹介される。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年3月号(通巻206号)

現地便り
上海で入院する37
山岸瑞彦  日中経済協会上海事務所
「…、痛い!」忘れもしない、2010年10月14日深夜、突然激しい腹痛に襲われた。前日は多少体調が優れなかったが、腹痛はおろか発熱もなかったため、風邪の引き始めだろう程度に考えていた。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年2月号(通巻205号)

現地便り
北京上海間開通で、世界の注目集める中国高速鉄道40
中山正浩  日中経済協会北京事務所副所長
12月7日、北京で第7回世界高速鉄路大会が開催され高速鉄道の新しい使命、未来、新技術など今後の発展について議論された。 /// 続きは本誌ご参照

  2011年1月号(通巻204号)

現地便り
「文明」と「非文明」の狭間で…42
後藤雅彦  日中経済協会上海事務所長
中国に来たことのある人であれば、道路を歩いて横断しようとする時の危なさは身をもって実感されていることだろう。特に甚だしいのが、目の前の信号が青に変わったので、いざ道路を渡ろうとすると、背後から忍び寄る…、いや、「行く手を遮って堂々と我がもの顔で突き進む」右折車である。青であっても常にひかれそうになりながら渡らなければならないのだ。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年12月号(通巻203号)

現地便り
瀋陽市民のホットな話題―東北初の地下鉄が開通40
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
2010年9月27日、瀋陽地下鉄運営制御センターにて、瀋陽地下鉄1号線の開通式典が行われた。この瀋陽地下鉄は東北地方初であり、北京、広州、上海、天津、深圳、南京に次ぎ、全国で第7番目の地下鉄である。なお、現在中国全土では内需拡大策の一環として、33都市で地下鉄工事が進められている。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年11月号(通巻202号)

現地便り
激増する自動車の保有台数―2010年成都国際モーターショー39
何怡  日中経済協会成都事務所常勤代表
9月18~24日、中国の4大モーターショー(上海・北京・広州・成都)の一つである「第13回成都国際モーターショー」が成都にて開催された。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年10月号(通巻201号)

現地便り
北京市の進学競争29
葛西敦  日中経済協会北京事務所所長代理
9月から新学期が始まりました。おかげで子どもたちの送り迎えをする親たちの車が朝晩出てくるため、北京市内の渋滞にも拍車がかかっています。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年9月号(通巻200号)

現地便り
「上海速度」に感動!40
後藤雅彦  日中経済協会上海事務所長
今年は万博が開催されるなど、常に世界の注目を集めている上海。万博会場建設もそうだが、インフラや超高層ビルなどの建設速度が極めて速いことから、「上海速度」としばしば表現される。浦東新区陸家嘴近辺では今や超高層ビルが林立し、未来都市の様相を呈しているが、正大広場前のロータリーは久しく建設中で、信号も無く、自動車と横断する歩行者が無秩序に行き交っていた。先日、そのロータリー上に建設された陸橋を歩いてみた。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年8月号(通巻199号)

現地便り
今が熱(暑)い!上海万博42
山岸瑞彦  日中経済協会上海事務所
5月1日に開幕した上海万博。開幕前から何かと注目を集めていた。開幕間もない5月5日に行く機会を得た。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年7月号(通巻198号)

現地便り
中国人は「寡婦年」に結婚しない?!42
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
日本と同じように中国でも結婚式を行う際には、縁起の良い日を選ぶのが常識だ。中国の場合、日取りの吉凶があり、1年の中で自分の生年月日に合う最も良い日を選ぶ。何年に結婚するかはなおさら重要だ。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年6月号(通巻197号)

現地便り
北京国際モーターショーから見る新エネルギー車の未来39
邵程亮  日中経済協会北京事務所
2010年(第11回)北京国際モーターショー(以下、「北京モーターショー」)が4月23日から5月2日にかけて、中国国際展覧センターの新館(天竺・首都空港)と旧館(静安荘)で開催され、全世界の自動車業界および消費者の注目を集めた。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年5月号(通巻196号)

現地便り
世界的な近代的田園都市を目指す成都市42
何怡  日中経済協会成都事務所代表
四川省は中国西南部に位置する盆地で、恵まれた地理的条件と肥沃で良質な土地のおかげで農林水産物が豊富なことから、古来より「天府の国」と呼ばれている。省都の成都市は成都平原の中心にあり、2300年余りの歴史と豊かな自然や資源を誇ることから、ここ数年、国連の「住居賞」・「美食の都」、世界優良観光目的地センターの「世界最高観光目的地(都市)」などに入賞している。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年4月号(通巻195号)

現地便り
暮らしぶりに変化が出てきた中国人25
中山正浩  日中経済協会北京事務所副所長
2月14日、中国の新年は明けた。日本とのGDPが僅差で世界第3位という経済成長を遂げた中国の2010年がいよいよ始まる。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年3月号(通巻194号)

現地便り
中国人の「人との距離感」29
後藤雅彦  日中経済協会上海事務所長
人と人との距離感について、日本人と中国人との間には大きな違いがある。上海で暮らした約3年の間にそう感じる場面が多かった。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年2月号(通巻193号)

現地便り
北京の農民工子弟学校37
西原司  日中経済協会北京事務所
昨年、中国で社会貢献事業を実施している、ある会員企業のサポートを行う機会があり、北京在住の出稼ぎ労働者の子弟が通う、いわゆる『農民工子弟学校(以下、民工学校)』と接点を持つことができた。今回は、我々外国人が日常的に接点を持つことがない民工学校について概要をレポートする。 /// 続きは本誌ご参照

  2010年1月号(通巻192号)

現地便り
上海万博まであと…日!42
山岸瑞彦  日中経済協会上海事務所所長代理
もういくつ寝ると…(♪)、と歌いながら待つのはお正月であるが、上海ではお正月もさることながら、市民が待ちに待っているのは開幕まで半年を切った2010年上海万博だ。そこで今回は、現在の上海の様子を含めて、万博について紹介したい。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年12月号(通巻191号)

現地便り
「日本環境・省エネ新技術常設展」スタート38
西槙躍  日中経済協会瀋陽事務所首席代表
10月14日、約1年間の準備を経て「日本環境・省エネ科技新技術常設展」(以下、「常設展」)が遼寧省瀋陽市にて開幕された。開幕式には日中双方から計700名が出席し、式典が盛大に行われた。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年11月号(通巻190号)

現地便り
成功裏に開催された第10回中国西部国際博覧会40
何怡  日中経済協会成都事務所代表
去る10月16日から20日まで開催された第10回中国西部国際博覧会(以下、「西部博」)は、これまでにない成果をあげた。報道によると、今回の西部博では、西部12省・市と新疆生産建設兵団は契約ベースによる投資プロジェクトを1339件締結、総投資額は5911億3900万元に達し、過去9回の総投資額(計4500億元)を上回った。その内、四川省における契約ベースでの投資促進関連プロジェクトは1146件、総投資額は4705億2700万元にも達した。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年10月号(通巻189号)

現地便り
自治体の支援の曲がり角41
中島康成  日中経済協会北京事務所札幌経済交流室
9月11日から14日まで、札幌市の代表として第3回中国北東アジア(瀋陽)輸入商品博覧会に参加してきました。札幌商工会議所、さっぽろ産業振興財団、北海道銀行が協力して“北海道ブース”を設け、お菓子、保存のきく水産物、ワイン、ラーメン、お茶、環境技術などの企業が、それぞれのブースで展示し、アピールを行ないました。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年9月号(通巻188号)

現地便り
上海タクシー事情33
山岸瑞彦  日中経済協会上海事務所所長代理
上海では、来年の上海万博を目指して公共交通機関の整備が急ピッチで進んでいる。料金も、バスなら2元(約30円)、地下鉄なら5元程度(約70円)とかなりリーズナブルだが、外国人にとってはバス停がわかりづらく、タクシー料金も上海の場合は初乗り11元(約160円)とリーズナブルなことから、ついついこちらを利用してしまう。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年8月号(通巻187号)

現地便り
「敕勒歌」の原風景は今29
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
「敕勒川,陰山下。天似穹廬,籠盖四野。天蒼蒼,野茫茫。風吹草低見牛羊。」これは、内モンゴルの壮大な草原を描いた、中国では誰でも知っている「敕勒歌」という詩で、私も小学生の頃覚えた。去る5月、日中経済協力会議の準備のため、フホホト、包頭、オルドスから東部のハイラル、満洲里を巡り、モウス砂漠から、陰山(大青山)・大興安嶺山脈、ホロンバイル草原、中国五大淡水湖の一つフルン湖を目の当たりにし、改めてこの詩を思い出した。内モンゴルは「東林西鉄、南糧北牧、遍地是煤(いたるところに石炭)」という。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年7月号(通巻186号)

現地便り
上海モーターショー40
山岸瑞彦  日中経済協会上海事務所所長代理
4月20日から28日まで、第13回上海国際汽車工業展覧会(オート上海2009)が、上海市浦東新区にある上海新国際博覧中心で開催された。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年6月号(通巻185号)

現地便り
新型インフルエンザさまざま40
西槙躍  日中経済協会瀋陽事務所首席代表
「免疫のある人がいない」と言われた今回の新型インフルエンザは、中国の人々にも強い恐怖感を与えている。わずか4年前に、新型肺炎SARSが中国で猛威を振るい、依然として多くの人々の記憶に残っている。まさか「大洋彼岸(海の向こう)」で起きた悪夢が4年後にまた中国で再現してくるのだろうか。経済不況の雰囲気に包まれた日常生活は、中国で最初の患者が確認されたと知った時に異変が生じた。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年5月号(通巻184号)

現地便り
成都で暮らす少数民族33
何怡  日中経済協会成都事務所
成都の街を歩くと、少数民族の人々が散歩や買物を楽しむ光景をよく見かける。初めて成都を訪れた人からすると、内陸部とはいえ大都会である成都で、少数民族が多く暮らしていることは不思議に映るかもしれないが、長年成都で生活している我々から見れば、当たり前で見慣れた光景である。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年4月号(通巻183号)

現地便り
北京市民のプラモデル熱39
伊藤智  日中経済協会北京事務所所長代理
休日に職場付近を散歩してみた。普段仕事では行かない狭い通りを選んで歩いた。ふと懐かしいマークが目に入り、いきなり日本の少年時代を思い出す事になった。世界的に有名な静岡のプラモデルメーカーのロゴが、北京の外交部街という裏通りの小さな店に貼ってあったのだ。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年3月号(通巻182号)

現地便り
民族大移動29
葛西敦  日中経済協会北京事務所所長代理
「民族大移動」の季節がやってきました。いわゆる「春運(春節期間中の輸送強化月間)」は、1月11日から2月19日まで(旧暦1月1日を中心に大晦日までの15日間と正月明けの25日間)。都会に住む出稼ぎ労働者や大学生が正月前後に故郷へ帰り、再び都会に戻ってくるまでの計40日間です。新幹線型車両(「動車組」)の投入による運行時間短縮の結果、鉄道輸送力が大幅に増強され、列車による移動人数は40日間で1億8800万人(昨年比8%増)との予測が出ています。春節前後の報道から、鉄道の動きを拾ってみました。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年2月号(通巻181号)

現地便り
上海の新たな販売支援ビジネスー中国人の趣味・嗜好を読み取れ40
鈴木仙人  日中経済協会上海事務所所長代理
「世界の工場」として名を馳せた中国が高い経済成長と旺盛な消費意欲を背景に、今や世界が最も注目する「消費市場」の一つに成長している。特に、世界経済の減退により先進各国が低迷する中、潜在規模の大きい中国市場の早期活性化に期待が寄せられている。 /// 続きは本誌ご参照

  2009年1月号(通巻180号)

現地便り
景気刺激策で駐車場不足の解決を!40
西槙躍  日中経済協会瀋陽事務所首席代表
瀋陽事務所が入居している「方圓大廈」は瀋陽市のトップランクに入る知名度の高いオフィスビルだ。しかし、最近はその評価が密かに下がり始めた。その大きな原因は、駐車スペースがなく、来客時に不便に感じることだ。これは決して「方圓大廈」だけの問題ではなく、周辺に林立しているいずれの総合ビルも同じ状況だという。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年12月号(通巻179号)

現地便り
日中平和友好条約締結から30年、北京も様変わり39
中山正浩  日中経済協会北京事務所副所長
ASEM首脳会議出席のため麻生総理が10月24日に来華、これに合わせて中国政府も日中平和友好条約締結30周年の記念レセプションを、人民大会堂で開催した。麻生総理は、胡錦涛国家主席、宋健中日友好協会会長、日中友好7団体トップ等日中関係者が集う中で、「たかが30年、されど30年」と名言とも言える言葉を冒頭に、所信表明を行った。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年11月号(通巻178号)

現地便り
「金九銀十」41
何怡  日中経済協会成都事務所
9月28日~10月2日、08年度(第32回)成都市秋季不動産取引商談会が開催された。市不動産取引センター黎主任によれば、今年の商談会には約200社の不動産開発会社、30社余の不動産関係仲介機構などが参加し、市民に対して分譲マンションの今までにない優遇販売価格を提供しようと計画していた。成都市民の反応はどうだったのであろうか? /// 続きは本誌ご参照

  2008年10月号(通巻177号)

現地便り
夢じゃなかった?邯鄲39
高島竜祐  日中経済協会北京事務所長
春秋戦国の昔、一休みしようと邯鄲の宿屋に入った廬生という青年がひとりの老人と出会う。百姓なんか割に合わない、出世してもっと優雅に暮らしたい、と廬生は老人に愚痴を言う。やがて疲れた廬生が横になると、呂洞賓というその老人は枕を貸してやる。その枕でウトウトすると、夢の中で廬生は軍人となって手柄を立て、栄達して国の大臣に上り詰め、美人を娶って豊かに暮らす。しかし他人に妬まれ、陰謀にかかって家族は殺され、自分も罪人になるが、また復権して・・と人生の浮き沈みを経験し、最後に死の床について、身分や富貴のはかなさを悟る。ここで目が覚めてみると、寝る前に火にかけた鍋の粥もまだ煮えていない、短い間の夢であった。道士の呂洞賓が廬生に、平凡で堅実な生活こそ幸せなのだと教えたのだった・・・。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年9月号(通巻176号)

現地便り
日本人の生活インフラとして定着する日系幼稚園41
上嶋英夫  日中経済協会上海事務所所長代理
上海に長期滞在する在留邦人の数は、登録ベースで4万3,960人に上る。地理的な近さや生活インフラの向上を反映してか、家族とともに在留するケースも多いようで、在留邦人子女数は周辺地域も含め3,417人注2と世界最大規模になっている。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年8月号(通巻175号)

現地便り
間に合った!40
伊藤智  日中経済協会北京事務所所長代理
待ちに待った北京オリンピックである。中国は幾多の困難と努力の結果、国内外から多くの観戦者と、これまた沢山の選手を受け入れて、4年に一度のスポーツの祭典を大いに楽しむに相応しい都市を作り上げた。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年7月号(通巻174号)

現地便り
世界最大のターミナル40
葛西敦  日中経済協会北京事務所所長代理
3月29日に北京首都空港第3ターミナル(以下「T3」)が供用を開始して3カ月近くが経ちました。もうすでに利用されている方も数多くおられると思います。2月末、開港前最後の「予行演習」では、総延長70キロに及ぶベルトコンベアに乗せられて機内までたどり着いた荷物が半分程度だったため、開港後の混乱が心配されましたが、同時期に使用が開始されたロンドン・ヒースロー空港のような大混乱を招くこともなく無事開港しました。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年6月号(通巻173号)

現地便り
たかがテレビ、されどテレビ38
後藤雅彦  日中経済協会上海事務所長
日本では多くのチャンネルがあり、昼夜を問わずひっ切りなしにドラマやニュース、バラエティ番組などを流し続けている。知らず知らずのうちにテレビを見ることが一種の習慣になっている。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年5月号(通巻172号)

現地便り
世界規模の商圏を持つ『義烏卸売市場』42
鈴木仙人  日中経済協会上海事務所所長代理
中国浙江省義烏市と聞いて、ピンとくる日本人がどの位いるだろうか?義烏市は上海南駅から新幹線で2時間、浙江省中部の丘陵地帯に位置している。ここには大企業の工場があるわけではないが、中国国内外から毎日20万人以上、うち外国人も6,000人以上というバイヤーが訪れる中国最大の卸売市場がある。かつては日本の100円ショップの商品の多くが、義烏市の卸売市場で仕入れられたものであった。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年4月号(通巻171号)

現地便り
「羊煤土気」から「揚眉吐気」へ―オルドス恩格貝(エンゲベイ)31
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
内モンゴル自治区の南西部に位置するオルドス市は、人口150万人、面積8.67万平方キロの都市である。オルドスはモンゴル語で「たくさんの宮殿」という意味で、チンギスハン陵などの史跡がある。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年3月号(通巻170号)

現地便り
2008年春節に寄せて29
中山正浩  日中経済協会北京事務所副所長
2008年春節、北京・朝陽公園に2月7日午前0時に到着した。すでにたくさんの車が正面ゲートを占領していた。パトカーや救急車の姿もみられる。車から次々と一抱えもある化粧されたダンボール箱が運び出され、点火されるとものすごい大音響とともに、隅田川の花火大会にも負けないような本格的な花火が寒風の夜空を次々焦がす。 /// 続きは本誌ご参照

  2008年2月号(通巻169号)

現地便り
知られざる2007年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・上海28
後藤雅彦  日中経済協会上海事務所長
10月2~11日、「2007年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・上海」が上海で開催された。08年北京オリンピック、2010年上海万博という2大ビッグイベントに比べれば話題としては小さいが、国際的ビッグイベントであることは間違いない。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年12月号(通巻167号)

現地便り
労働節休暇は分散へ17
高島竜祐  日中経済協会北京事務所長
昭和38年、東京五輪を翌年に控えた東京も、こんな雰囲気だったのだろうか。2007年10月の国慶節休暇中、北京市を訪れた旅行者数は延べ594万人で、前年比3.5%の伸びだった。天安門広場は旅行者であふれ返り、五輪グッズを手にした人が目立った。赤旗が林立しているのは例年通りだが、今年の特徴は万里の長城やポタラ宮のミニチュアを広場に設置したこと、そして五輪競技を形どった人形を設置したことだ。北京は五輪を待ち望むムードに包まれている。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年11月号(通巻166号)

現地便り
蜀の国の貴重な宝物―謎を呼ぶ金沙文化遺跡25
何怡  日中経済協会成都事務所
四川省省都成都の北30キロの広漢市に三星堆遺跡がある。世界文化遺産への登録を申請中のこの遺跡は、紀元前3000年頃の中国西南地域の歴史や文化を今に伝える、世界的にもよく知られた観光スポットである。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年10月号(通巻165号)

現地便り
長安街のカラス36
伊藤智  日中経済協会北京事務所所長代理
北京の街路樹が葉を落とす季節になる頃、夕方に車で長安街を西から東へ向かって走ると、ちょっと異様な光景に遭遇する時がある。ちょうど、北京飯店から東単の間の街路樹に異様な数の鳥がとまっているのである。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年9月号(通巻164号)

現地便り
今は昔、自転車天国物語37
上嶋英夫  日中経済協会上海事務所所長代理
2006年における中国の自転車生産量は約6,700万台で、全世界の約6割を占めるという。国内での需要は頭打ちにあるといわれながらも、「自転車大国」としての中国の地位は不動のままである。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年8月号(通巻163号)

現地便り
車社会の意外な弊害37
葛西敦  日中経済協会北京事務所所長代理
2004年のSARS発生以降、北京市内の車は激増の一途をたどり、今年5月26日には登録車両台数が300万台を突破した。4月末の統計では個人所有台数が187万8,000台、まさに車時代の到来と言えるだろう。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年7月号(通巻162号)

現地便り
「干杯!」の洗礼を受けて思うこと13
鈴木仙人  日中経済協会上海事務所所長代理
上海勤務が始まり早2カ月が経過した。見るもの聞くものすべてが新鮮で、異国の人々や文化に直接触れることがこれほど心躍るものとは思っていなかった。しかし「新鮮さを感じる」ということは、言い換えれば「知らない」ということで、当然のことながら失敗談も数多くある。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年6月号(通巻161号)

現地便り
青岩寺の「歪脖老母」17
趙焱  日中経済協会瀋陽事務所
長い冬が終わり、草花が芽吹く春に、遼寧省の北鎮幽州医巫閭山にある青岩寺を訪ねた。瀋陽から京瀋高速で1時間、瀋陽細河開発区を経て北鎮市へ行き、そこから5キロのところに青岩寺がある。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年5月号(通巻160号)

現地便り
日本の新幹線車両が中国大地を駆け巡る37
林智哉  日中経済協会上海事務所所長代理
日本の東北新幹線「はやて」の車両をベースにした新型高速旅客列車「CRH2」が、今年1月28日に上海~南京(江蘇省)、上海~杭州(浙江省)の在来線区間で営業運転を開始した。同列車につけられた愛称は「子弾頭」、日本語で「弾丸」の意味である。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年4月号(通巻159号)

現地便り
日中国交回復35周年を迎えた春節に想う31
中山正浩  日中経済協会北京事務所副所長
6年振りの北京での春節であった。旧暦の大晦日2月17日の夜8時ごろから、北京市内のいたるところで花火が打ち上げられ、夜遅くまで「打ち上げ花火」の花が開いていた。たとえクーデターが起こっても誰も気が付かないだろうと思えるほど凄まじい轟音が響き渡り、社会の安定に対する中国のリーダーたちの自信の程がうかがえる。1994年以降、市内での花火を禁じていた北京だが、今回、全面解禁をした。すぐそばのアパートでも花火が打ち上げられ、我が家のベランダの前で炸裂し、そのかけらが飛び込んでくる。まことに豪快である。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年3月号(通巻158号)

現地便り
暖冬のハルビンで27
高島竜祐  日中経済協会北京事務所長
ハルビンの12月と1月の平均気温は氷点下16度である。夜は氷点下20度以下になるのが普通で、最高気温が氷点下20度に達しない日も多いという。真冬のハルビンを訪れた人は、寒いというより「痛い」と口をそろえる。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年2月号(通巻157号)

現地便り
食とサービスの向上著しい上海23
古谷純子  日中経済協会上海事務所所長代理
すこし古い数字だが、2005年末の上海進出企業数は5,060社(上海市工商行政管理局発表)、在留邦人は約4万人(在上海日本国総領事館の統計)。短期出張者などを含めるとスポット的には5万人ないしは10万人の日本人が常時、上海に滞在しているようだ。上海日本商工クラブには、06年9月30日現在で1,714社の法人会員が登録されており、既にバンコクを抜き世界最大規模となった。 /// 続きは本誌ご参照

  2007年1月号(通巻156号)

現地便り
携帯メールも使いよう、節度を守って楽しもう!38
伊藤智  日中経済協会北京事務所所長代理
「中国工商银行提醒您客户您于1月12日在山西太原沃尔玛商场刷卡消费4800元我们将结帐日给予扣除如有疑问请咨询××××」(中国工商銀行からお知らせです。あなたは1月12日山西省太原のウォルマートにてカードで4,800元の買い物をされました。決済日に引き落とします。お問い合わせは××××まで) /// 続きは本誌ご参照

  2006年12月号(通巻155号)

現地便り
過渡期にある上海「的哥(タクシードライバー)」のサービスマナー38
上嶋英夫  日中経済協会上海事務所所長代理
中国で生活していると何かと話題になるタクシー。上海のタクシーはドライバーの教育が比較的進んでいてトラブルが少ないといわれるが、それでも運転の荒さや大音量で流すラジオ、携帯電話での長話など気になる点は多い。今回、短い上海生活の中で経験したタクシーに絡む印象的な2つの出来事を紹介しよう。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年11月号(通巻154号)

現地便り
お申し込みはネットで・・・38
葛西敦  日中経済協会北京事務所所長代理
中国互聯網信息中心が昨年末行った調査によると、中国ではインターネットユーザーが1億人を突破し、そのうちブロードバンドのユーザーは6,430万人と、いずれも世界第2位という結果が出た。北京で生活していると、いろいろなところで「お申し込みはネットで。www.~~~」という場面に遭遇する。例えば、コンサートや映画のチケット販売などでは、雑誌やラジオなどのコマーシャルで知ったホームページを開いてみると、外国のオーケストラやオペラ、国内の人気歌手のコンサート等々、ありとあらゆるチケットをネットで購入することができる。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年10月号(通巻153号)

現地便り
成都で開催された山梨県甲府宝石展示会38
何怡  日中経済協会成都事務所
甲府商工会議所と成都市工商業連合会の共催による「山梨県甲府宝石・観光展示会」がさる7月29日に成都市で開催された。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年9月号(通巻152号)

現地便り
5年ぶりの北京38
中山正浩  日中経済協会北京事務所副所長
2001年3月末に北京より帰任し、今年4月に再び北京の土を踏むことになった。5年ぶりの北京は想像以上の変化を遂げており、新しい出会いに驚くばかりである。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年8月号(通巻151号)

現地便り
サッカーワールドカップ・ドイツ大会で盛り上がる上海25
林智哉  日中経済協会上海事務所所長代理
6月9日から開幕したサッカーワールドカップ・ドイツ大会は、日本では日本チームが第一戦のオーストラリア戦で敗退して以降、国内での関心が一気に低下した感があるが、ここ上海では、自国チームが出場していないにもかかわらず、大変な盛り上がりをみせていた。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年7月号(通巻150号)

現地便り
日本留学110周年と日中の大学間交流39
高島竜祐  日中経済協会北京事務所長
ほとんど知られていないと思うのだが、今年(2006 年)は1896 年に清国政府が日本に留学生を初めて派遣してから110 周年に当たる。これを記念する催しが先日北京の全国政協礼堂で開催され、筆者もそれに参加した。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年6月号(通巻149号)

現地便り
上海中古車取引事情―煩雑な手続き、山のような必要書類31
卞静  日中経済協会上海事務所
昨年末に上海市人民政府が公布した「高汚染自動車制限通行の通知」は今年1月に新聞各紙に掲載された。1997年以前に生産された輸入車および99年以前に生産された国産車は新たな排気基準を満たさないものとみなし、これによって2006年2月15日より、朝7時から夜8時まで市内中心部の高速道路の走行が禁止され、10月1日からは市中心部の一般道路も走行できなくなる。これに先立ち、上海市では「排気量1,300cc以下で高さ1.5メートル以上のワゴン車」に対する通行制限を行っており、この通知の施行後はそれまで高速道路の通行制限を受けていた小型車の制限が解除された。これら一連の措置から、市政府の資源節約と環境保護に対する新たな政策の方向性がうかがえる。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年5月号(通巻148号)

現地便り
北京で働く地方出身者39
伊藤智  日中経済協会北京事務所所長代理
「最近の北京っ子は辛い仕事をやりたがらねえからなぁ~」。ある政府機関の門の前で、事務所の運転手が呟いた。彼の目線を追うと、道の向かいにある5つ星級のホテルがあって、ロープ1本で空中にぶら下がった作業員が外壁塗装をしている。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年4月号(通巻147号)

現地便り
深刻化する運転手不足―タクシーがつかまらない!9
経灝  日中経済協会上海事務所
地下鉄や環状線道路が急ピッチで整備されている上海では、一番便利な交通機関はタクシーだ。日本ほど地下鉄が発達しておらず、人口1,800万人の大都市に地下鉄はたった5本。大量輸送機関が少なく、バスはたくさん走っているが、最近のマイカーブームで渋滞はもう限界に近い。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年3月号(通巻146号)

現地便り
新五カ年計画で、中国の環境保護意識も加速するか?25
渡辺敬信  日中経済協会北京事務所所長代理
吉林省の化学工場爆発によるベンゼンの松花江への流出事故が起こったことはまだ記憶に新しい。また広東省や湖南省でカドミウム汚染が進行しているとのニュースもごく最近の話である。中国の環境保護はとても十分浸透しているとはいえない。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年2月号(通巻145号)

現地便り
もう1つの歴史認識40
武田雄博  日中経済協会上海事務所長
「以経促政(経済で政治を動かし)、以民促官(民間で政府を動かし)、以文促情(文化で感情を動かす)で当面やっていくしかないね…」中国のある役所の日本担当の嘆き節である。 /// 続きは本誌ご参照

  2006年1月号(通巻144号)

現地便り
華やかさ増す北京の“広告生活”17
今村健二  日中経済協会北京事務所所長代理
百貨店から自宅にダイレクトメールが届いた。B4サイズ30頁ほどのグラビア冊子で、頁をめくると化粧品、食品、日用品、宝石、衣類、家電、靴、等々の華やかな商品群に目を奪われる。化粧品は別冊特集までついている豪華さだ。我が家には不動産業者、料理店、マッサージ店からのDMも多い。 /// 続きは本誌ご参照

  2005年12月号(通巻143号)

現地便り
“マトリックス”と“スターウォーズ”に見る中国の映画事情32
豊田純子  日中経済協会上海事務所所長代理
ハリウッド映画が大好きで、以前は劇場によく足を運び1カ月に4~5本見たこともある。上海ではこうした映画は月に多くて2、3本程度しか上映されず、それも大作に偏りがちだが、鑑賞が続けられること自体有り難い。当地の映画事情は日本や米国と比べ幾つか違いがある。 /// 続きは本誌ご参照

  2005年11月号(通巻142号)

現地便り
天高く「国威発揚」の秋38
高島竜祐  日中経済協会北京事務所長
北京は青空の広がるさわやかな晴天の日が増え、1年で一番過ごしやすい季節を迎えています。秋本番の9月から10月前半を振り返って、最も印象的だったのは中国の「国威発揚」です。 /// 続きは本誌ご参照

  2005年10月号(通巻141号)

現地便り
需要と供給がマッチしない低所得者向住宅38
何怡  日中経済協会成都事務所代表
中央の引き締めにも関わらず中国の不動産価格の高騰が続いている。成都市内でも、2002年から住宅の値上りが止まらない。04年、郊外を含む成都市全体の平均価格は前年比356元/平方メ-トル値上がりし、上げ幅は16.98%となった。これは都市住民一人当たりの可処分所得の伸び7.8%を遥かに上回る数字だ。このため同年、市政府は500万平方メ-トルの低所得者向住宅(中国では「経済適用住宅」と呼ぶ)の建設計画を発表、一般住民の住宅問題の解決を目指した。 /// 続きは本誌ご参照

  2005年9月号(通巻140号)

現地便り
「寄附」で賄われる中国の義務教育42
伊藤智  日中経済協会北京事務所所長代理
中国の新学期が始まった。ご存じのとおり中国は9月から新学年となる。入学式の頃は、送り迎えの親御さん達の車で、市内各所がちょっとした渋滞になるほどだ。中国の熾烈な受験競争は、日本でも報道されることが多い。受験戦争に曝される子供も大変だが、家計の三大支出の二番目が教育費と言われ、中国の家庭も相当の経済的負担を強いられる。 /// 続きは本誌ご参照

  2005年8月号(通巻139号)

現地便り
最新上海路線バス事情38
林智哉  日中経済協会上海事務所所長代理
上海駐在から早や3カ月。駐在するからには中国を肌で感じたいと思い、週末を利用していろいろな場所に出かけている。当初は土地勘もなく、路線バスは分かりにくいとの評判であったことから、専らタクシーで移動していた。しかし、中国を実感するためには市民が普段利用している交通手段を使うべきであると考え、今は路線バスでの移動が主流になっている。 /// 続きは本誌ご参照

  2005年7月号(通巻138号)

現地便り
10万人の願い40
渡辺敬信  日中経済協会北京事務所所長代理
この4月、北京、上海など中国各地で反日デモが発生、負傷者、逮捕者まで出る騒ぎとなったことは記憶に新しい。私は、北京での4月9日のデモをたまたまこの目で見て、日中間の問題の深刻さを実感した。 /// 続きは本誌ご参照

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