中国は世界最大の自動車市場であり、将来廃車台数の爆発的増加が予想される中、政策法規や処理設備の整備不足、環境意識の低さから使用済自動車(ELV:End of Life Vehicle)の排出に伴う環境汚染への懸念が強まっており、社会問題となりつつある。本稿は、寿命を終えた自動車を資源として有効利用する「廃車リサイクル事業」に、日本でもっとも早くから(1970年開始)取り組んできた企業の一つ・豊田通商の中国における事業展開と将来展望を紹介するものである。 /// 続きは本誌ご参照
ESCO(Energy Service Company)事業とは、省エネに関する診断をはじめ、方策導入のための設計・施工、導入設備の保守・運用管理、事業資金の調達などの包括的なサービスを提供し、その結果得られる省エネ効果を保証するものである(表1)。本稿は、中国におけるESCO事業の成長・発展に関する政策(特に行政、金融)状況や、アズビルの中国における省エネ活動の実績紹介を通じて、ESCOビジネス推進上の問題点や将来展望等を考察するものである。 /// 続きは本誌ご参照