日中経協ジャーナル。

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2021年9月号(通巻332号) / 1冊11記事 を表示しています。

  2021年9月号(通巻332号) 2021年9月号(通巻332号)表紙

巻頭言・挨拶
パートナーとの共存共栄でポストコロナを見据える1
江頭敏明  日中経済協会副会長、三井住友海上火災保険株式会社特別顧問
57年ぶりに東京開催となったオリンピックが幕を閉じました。コロナ禍との闘いの中、ポストコロナを予感させる爽やかな感動を東京から世界中に届けることができたことに深い感銘を受け、政府、大会関係者、医療従事者のご努力に対し深い敬意を表したいと思います。かつて関東大震災の時、時代を超えた逞しい事業構想力をもって、東京を世界に通用する偉大な都市に改造する夢を追いかけたのは後藤新平です。彼は、震災の惨状を目の当たりにして、元通りに修復するだけの「復旧」ではなく、新しいものを創造する「復興」という言葉を使って都市計画の指揮を執り、見事に首都東京を復興に導きました。現在のコロナ禍の中でも、各企業はポストコロナを見据えて、元の状態に戻すのではなく、新常態に適応した新しい事業スタイルの定着を目指して奮闘しているように感じます。 /// 続きは本誌ご参照
FOCUS
日中経済関係に望むこと2
垂秀夫  駐中華人民共和国特命全権大使
日中両国は隣国であるからこそ、様々な懸念事項や立場の違いがあるが、互いに引っ越しできない関係にある以上、安定的で建設的な関係を構築していくことしか選択肢はない。中国が必ずしも国際的なスタンダードで行動していない課題もあるが、これに対して我々ははっきりと主張していく。そのためには、いかなる時も率直に話し合える関係を構築しておかなければならない。言うべきことは主張し、譲歩できないところは絶対に譲歩しない。一方で協力できるところは積極的に協力していく。「是々非々」で、安定的な関係を構築することが重要である。 /// 続きは本誌ご参照
日中国交回復の井戸を掘った人々を回顧し、今後の日中関係を展望する4
井出亜夫  一般社団法人国際善隣協会諮問委員、一般財団法人地球産業文化研究所理事、一般財団法人国際経済連携推進センター理事、一般財団法人機械振興協会理事、一般社団法人フォーカス・ワン代表理事
日本近代史における日中関係は、日清戦争、対華21カ条の要求と五四運動、満州事変と日中戦争等、不幸にも日本が主導したアジア政策の下で推移した。宮崎滔天、梅屋庄吉など多くの日本人が支援した辛亥革命の指導者・孫文は、1924年「日本は欧米列強の覇道の走狗となるのか、アジアの王道の先駆となるのか、それは日本人自身が決めることだ」と述べ日本を去ったが、日本は前者の道を歩んでしまった /// 続きは本誌ご参照
スペシャルレポート   中国経済の新たな原動力
市場化と新たな発展モデルへの期待8
髙見澤学  日中経済協会理事・調査部長・事業開発部長
今回のスペシャルレポートでは、中国経済の新たな原動力として、市場化による発展モデル、新型インフラ建設、デジタル経済とイノベーション、サプライチェーンの再構築を取り上げ、それぞれ専門家としての独自の観点から分析いただいた。漠然としたテーマにもかかわらず、今後の中国経済のゆくえを占う重要な示唆を得ることができるだろう。 /// 続きは本誌ご参照
開発経済学からみた中国の新しいインフラ建設投資と中国経済展望12
柯隆  公益財団法人東京財団政策研究所主席研究員
歴史的な曲がり角に差し掛かった中国経済。今後、成長し続けるかどうかは習近平政権が経済の市場化を進めるかどうかに掛かっている。新型インフラ投資は市場化を進め、経済成長を押し上げる国家戦略である。 /// 続きは本誌ご参照
中国のデジタル経済とデジタル・イノベーション16
新川陸一  NTTデータ(中国)投資有限公司チーフストラテジーオフィサー
中国のデジタル・イノベーションは目覚ましい。この約20年間、PCとスマホの普及により発展が加速し、最近では新型コロナウイルス感染でその力を大いに発揮した。デジタル経済の規模は経済全体の約4割と試算されている。政府のサポートもこの発展を後押ししたが、中国の「気質」による作用がより大きいと考えられる。だが、中国のデジタル・イノベーションは新たなフェーズに入り、「秩序ある低成長」の方向に向かっている。 /// 続きは本誌ご参照
産業チェーン・サプライチェーンの再構築20
真家陽一  名古屋外国語大学外国語学部教授
米国と中国の対立が激化する中、両国経済のデカップリング(分断)に対する懸念も高まりつつある。こうした中、中国はデカップリング・リスクに備えるべく、産業チェーン・サプライチェーンの再構築を図るとともに、技術の国産化を推進し、対米依存を抑制していく方向性も示している。本稿はまず、中国の産業チェーン・サプライチェーンの再構築における基本方針を確認する。次に、2021年3月に開催された「第13期全国人民代表大会第4回会議」(全人代、国会に相当)で採択された「第14次5カ年計画および2035年までの長期目標要綱」における関連の政策措置を検証する。その上で、具体的な施策として打ち出された「優良な製造業企業の育成・発展の加速」について考察する。 /// 続きは本誌ご参照
TOPICS
中国スマート製造の現状と展望―主導権を握るのはメーカーか ITベンダーか24
近藤信一  岩手県立大学総合政策学部准教授
トランプ政権から続く米中摩擦、そして現在も続くコロナ禍の影響を受けて、マスコミで「中国製造2025」など中国におけるスマート(智能)製造の状況についての情報に接する機会が減った。しかし、中国は製造強国を目指して、IoTやAIなどのデジタル技術を活用したスマート製造を着実に進めている。 /// 続きは本誌ご参照
CHINA TREND CHECK
新型コロナを挟んでの上海―生活者レベルからの考察28
笹原信  日中経済協会上海事務所長
3月28日上海浦東空港に到着後、上海市内のホテル2週間の隔離から上海生活がスタートした。筆者はかつて北京、天津、大連に暮らしたが、上海での生活は初めてである。生活をはじめて3カ月が経過する中で驚いたこと、強く印象に残ったことがいくつかある。(1)街並みが緑の木(プラタナス)に覆われ路上も清掃され惚れ惚れするほど美しいこと、(2)地下鉄やバス(電動が中心)が綺麗で整然と乗降する人が多いこと、(3)お洒落な服装や靴を履く人が多い事(女性中心にではあるが)、(4)犬を連れて歩く人が多いこと、(5)美術品や音楽など文化活動の広がりなどである。これ以外に個人の目から見た上海に加え、上海に10年以上暮らす在留邦人、生粋の上海人、それぞれの話を伺いつつ、新型コロナを挟んでの上海の現状を書きとめたい。 /// 続きは本誌ご参照
中国ビジネスQ&A
データセキュリティ法と中国の国家安全30
石本茂彦  森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士
中国で、「データセキュリティ法」が制定されたと聞きました。この法律にはどんな特徴がありますか。 /// 続きは本誌ご参照
情報クリップ
2021年7月32
日中経済協会
郭強中国駐大阪総領事館経済商務処主任・領事とのWEB面談/日中経済協会・日中投資促進機構共催セミナー/中国共産党創立100周年記念式典開催 /// 続きは本誌ご参照

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