日中経協ジャーナル。

最新3冊のダウンロードと印刷(会員限定)
パスワード
(随時変更)
全てから題名著者・所属要旨
年次・巻号指定 分類指定
□ よくある質問と答え

2021年6月号(通巻329号) / 1冊10記事 を表示しています。

  2021年6月号(通巻329号) 2021年6月号(通巻329号)表紙

巻頭言・挨拶
コロナを契機としたオンラインサービスの進化1
山口裕之  日中経済協会常任理事、SOMPOホールディングス株式会社顧問
2019年12月に中国湖北省武漢市で新型コロナウイルス感染症が発見されてから1年以上が経過し、ワクチンの接種も始まっているとはいえ新型コロナウイルス感染症は今なお世界中に大きな影響を与えています。感染症から人々の生命や日常生活を守るために懸命に働かれているエッセンシャルワーカーの皆さまに心より感謝申し上げるとともに、感染された方やその関係者の皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。 /// 続きは本誌ご参照
FOCUS
米中対立と中国の外交戦略2
青山瑠妙  早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
バイデン政権は当選直後から、中国とは競争するところは競争し、協力できるところは協力すると宣言した。2021年3月にアラスカ州で行われた米中外交トップ会談でブリンケン国務長官と楊潔篪政治局委員は冒頭から激しい応酬を交わしたが、その様子はメディアで世界中に中継され、米中対立の根深さが端的に示された。他方4月17日に、気候変動の米大統領特使として上海を訪れたジョン・ケリー元国務長官が中国との間で気候変動に関する米中共同声明を公表したのに続き、同月22日から2日間の日程で開催された米国主催の気候変動サミットに習近平国家主席が出席し、「米国を含む国際社会と協力して地球環境の管理を推進していきたい」と述べた。 /// 続きは本誌ご参照
スペシャルレポート   中国 変貌する金融のいま
中国の商業銀行のガバナンスとリスク管理上の課題―主要株主はどうあるべきか6
岡嵜久実子  一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所研究主幹
WTO加盟後の約20年で、中国の銀行業金融機関は目覚ましい発展を遂げた。しかし近年、一部ではあるが、不良債権の増大、さらには経営危機の問題など、金融リスクが顕現化しつつある。2010年代半ば以降に取り組んできた金融監督体制の整備をさらに浸透させるとともに、影響力を持つ主要株主のあり方を見直す必要性が高まっている。 /// 続きは本誌ご参照
金融リスク抑制に注力する中国人民銀行―不動産バブルを抑制しつつ、危機対応からの脱却を慎重に模索10
佐藤直昭  みずほリサーチ&テクノロジーズ調査部アジア調査チーム主任エコノミスト
中国は景気が堅調に回復しているものの、中国人民銀行は、政策の継続性を重視し、景気の安定維持に配慮しつつ、段階的に金融政策の正常化を行う姿勢を示している。中国が危機対応からの脱却を慎重に進める背景には、大規模緩和に伴う悪影響が顕現化し、金融リスクへの対応を迫られている影響している。2020年半ば以降、中国人民銀行は、最大の金融リスクとされる不動産バブル抑制策を打ち出し、不動産市場の沈静化を図った。今後も人民銀行は、慎重な流動性の調節を継続し、バブル抑制策の効果や景気の回復ペース、企業債務の改善状況をみつつ、慎重に金融政策の正常化を図る見込みである。 /// 続きは本誌ご参照
中国のモバイル決済とデジタル人民元―データをめぐる政府とプラットフォーマー14
員要鋒  帝京大学経済学部准教授
いよいよ始まったデジタル人民元の実用実験だが、まだその経済的効果や利便性は明確になっていない。本稿では下記の観点からモバイル決済との比較からデジタル人民元について論じてみたい。(1)中国モバイル決済市場で進む寡占:Alipay(支付宝)とWeChatPay(微信支付)の二者択一に、あなたならどう対応するか?(2)データ独占をめぐる政府とプラットフォーマー:データは誰のものか?(3)デジタル人民元とモバイル決済:デジタル人民元時代にAlipayとWeChatPayは優位性を維持できるか? /// 続きは本誌ご参照
中国債券市場の成長と対外開放の枠組み18
関根栄一  野村資本市場研究所北京代表処首席代表
2020年、中国債券市場は、世界第2位の規模に達した。同年は、新型コロナ禍に伴う景気対策が行われ、資金需要が拡大したことにより、発行金額も前年比26%増に達した。中国債券市場の投資家は商業銀行、金融商品、海外機関投資家等から構成されるが、保有状況は銘柄によって異なる。中国債券市場では、01年12月の世界貿易機関(WTO)加盟以降、外国人投資家向け投資制度が創設され、徐々に緩和されてきた。投資に伴う税制制度や格付け市場の整備を通じ、開放のレベルがさらに引き上げられることが期待される。 /// 続きは本誌ご参照
新型コロナウイルスと高まる医療保障への需要―イノベーションと規制の狭間で22
片山ゆき  株式会社ニッセイ基礎研究所保険研究部准主任研究員
中国の保険市場は世界第2位の規模まで成長し、イノベーションを通じた市場成長にも積極的だ。しかし、現在は、アント・グループのIPO延期に見られるように、イノベーションというアクセルを踏みながらも、オンライン上の金融・保険サービスという新たな民間保障のあり方にはブレーキを踏むという、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態にある。新型コロナの経験を経て、保険会社は新たなヘルスケア経済圏を形成しつつあり、イノベーションと規制の狭間において新たな成長モデルを模索し続けている。 /// 続きは本誌ご参照
TOPICS
日本での起業に成功した厳浩氏が語る日中関係の真の姿―今後の日中経済関係と日本中華總商会の役割26
厳浩  日本中華總商会理事長(前会長)、EPSホールディングス会長
厳浩氏は、中国の改革開放直後に来日し、中国人経営者として日本で起業して成功した先駆者の一人である。企業経営と並行して、日本中華總商会の設立に携わり、「世界華商大会」の日本開催の誘致に成功、そして2007年に開催。日本も中国も知り尽くし、現在の日中関係を体現しているといってよい厳浩氏に、日中関係の回顧と現状、そして展望を聞いた。(インタビューは、前半で日本中華總商会理事長として後半でEPSホールディングス会長としての厳氏にお話をうかがった。聞き手:杉田定大日中経済協会専務理事)。 /// 続きは本誌ご参照
中国ビジネスQ&A
中国新会計基準第21号「リース」の概要について30
阿部信臣  EY新日本有限責任監査法人シニアマネジャー・公認会計士
中国の会計基準である新会計準則において、中国国内の非上場会社に対して2021年1月から第21号「リース」が適用されると聞きました。新会計準則第21号「リース」の概要と適用に当たり検討すべき事項はどのようなことでしょうか? /// 続きは本誌ご参照
情報クリップ
2021年4月32
日中経済協会
第1回賛助会員セミナー/日中地方合作(蘇州)論壇/第2回江蘇省常熟市中日合作創新産業園報告会/「北京『両区』オンライン説明会」を共催/成都ハイテク産業開発区対日協力オンライン懇親会 /// 続きは本誌ご参照

Copyright © 1972-2022 Japan-China Economic Association All Rights Reserved.